英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

「話す」リアリティの大切さ

英語を勉強する目的、それは使うためです。

英語の4技能――読む・書く・聞く・話す――の「勉強時」と「使う時」は、
ほぼ同じ条件で行われます。
だからこそ、勉強をするほどに、使えるようにもなります。

しかし、話す技術だけには少し違いがあります。
違いは、勉強時が1人なのに対して、使う時は2人以上である点です。
相手を置いた英会話トレーニングもありますが、それだけでは不十分です。
「話す」勉強には、音読やシャドーイングなどの地道な繰り返し勉強も必要です。

その時に重要なのが、「リアリティ」です。
「勉強時」と「使う時」が異なる条件なら、想像力で補う必要があります。
音読やシャドーイングの練習では、文を話している人になりきります。
気持ちはもちろん、相手や状況もイメージします。

「勉強時」のリアリティを持ったイメージが、「使う時」の場面と重なった時、
勉強した成果が上手く引き出されます。

野球の素振りをしている時、ピッチャーが投げる球を想像するように、
ボクサーが、見えない敵を仮想してシャドーボクシングをするように、
イメージしながらのトレーニングには強い効果があります。

本番で強くなるためには、本番に近い条件を想像することが大事です。