英語教育の可能性

日本の英語教育は、一部の人たちには大変不満があるのは事実です。

「６年間も英語を勉強してきたのに、ちっとも話せないじゃないか」

という声はよく聞きます。

　・６年間の学校教育では時間が短すぎる
　・学校教育が話せるようになるカリキュラムを組んでいない

上記二点の原因があると思います。この問題の解決策はこれです。

　・中学英語の話し方（使い方）だけを高校で教える

しかし本当の問題は次の点です。

　・誰が英語の話し方を教えられるのか？

残念ながら日本の英語教師はそういった教育やトレーニングを受けてきていません。例えベテラン英語教師でも、話し方を教えることは困難です。外国人講師を招いても、彼らは英語に触れさせる程度のことしかできません。日本人の留学経験者でも話し方を教えられる人は多くはありません。必要なのは下のような人材です。

　・話し方を教えるためのトレーニングを受けた英語教師

今はほとんどいないと思われます。これから新しい世代の講師にトレーニングを受けさせて少しずつ変えてゆくしかないと思います。１０年かそれ以上は覚悟が必要です。古い考え方の人たちには変えられないと思いますが、若い政治家などがリーダーシップを発揮してくれることを期待しています。