英語の勘違い1
英語力は語彙力に比例するという考え方があります。しかし、英語の発信という点においてそれは間違いです。
通常、語彙力というのは単語の「意味」「スペル」「発音」をいくつ知っているかを意味しています。しかし、英語の発信と言う意味ではその3点だけでは全く不十分です。
ある一つの単語を使う場合は、以下のような知識も必要になります。
・よく使う状況(Situation)
・よく一緒に使われる単語(Collocation)
・よく使われる品詞 (名詞 or 動詞)
・よく使われる態 (能動態 or 受動態)
・よく使われる時制 (未来形 or 現在形 or 現在進行形 or 過去形 or 完了形)
・よく使われる文体 (肯定文 or 否定文 or 疑問文)
簡単な基本単語でも、これらを十分に理解しているものは少ないのではないでしょうか。ましてや難しい単語になるとお手上げのはずです。
英語を話せるようになるためには、これらの知識を理解した「使える単語」をコツコツ増やしてゆくしかありません。