英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

日常会話の実態

英語のレベルを表す基準として「日常会話くらい」という表現があります。
これが非常に危険で怪しい言い方であることは、上級者なら理解しています。

まず、「日常会話」という定義があやふやです。
日常で会話するような会話に、特定のトピックはありません。天気の話から政治の話まで日常会話と言う事もできます。そのような何でもありの会話は中級者でも非常に難しいはずです。

仮に、「日常会話」を「日常生活で習慣的な場面で使う会話」という風に定義すると、これは非常に簡単な話になってきます。買い物やレストランでのやりとりがそれにあたります。これらには決まった言い方があります。状況も決まっているので、店員は客が何を言いたいか勝手に察してくれます。時には、言葉を発さなくてもコミュニケーションが成立する場合もあります。

こうなると、「日常会話」は「日常生活が送れるレベルの会話」とも言えます。そして、英語圏や海外で、生活ができないという事態はほとんどありません。このグローバルな時代、ほんの一握りの語彙を知っていれば、あとは何とかなってしまいます。

これが「日常会話レベル」という英語力です。