英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

インド留学の消化時間

インド留学をした卒業生たちの多くが口にする言葉があります。

「インドにいた期間は、現実感が無い夢のような感じ」と。

1~3ヶ月くらいの留学期間ではありますが、夢にしては長すぎます。
なぜそのような感覚になるのか考えてみると、一つの仮説ができました。

「インドがあまりに日本の現実とかけ離れているから。」

現実とかけ離れている記憶のために、現実と混ざりくいことが原因です。


インドという特殊な環境には、日本的なモノはほとんどありません。
そのため、インドの記憶は、日本での記憶とは「別の場所」に保存される
のだと思います。

さらに、インドで経験したことは、日本での経験とは関連付けが難しいはず
です。そのため、留学をしてもその経験がすぐにはエネルギーになりにく
いとも言えます。

留学前と留学中の記憶が「程良くあいまいになる」時間が必要です。
また、留学後の経験を留学中の経験と意識的に関連付けることも大事です。

留学は絶対に無駄にはなりません。ただ、少しの消化に時間がかかります。
それは、1年あるいは5年かもしれません。

留学中に体験したことには、非常に貴重な栄養素が大量に含まれています。
それが血となり肉となるまで、留学中と同じ志を保つことがも重要です。