ネイティブ信仰(原理主義)
日本の英語教育の根本には、「ネイティブ信仰」というものがあります。
日本人は英語が苦手とされる原因の一つにもなっています。
「ネイティブ信仰」というと、宗教のように聞こえますがその通りです。
英語はネイティブしかゆるさない。
ネイティブのように話さないといけない。
間違ってはいけない。
発音は正しくないといけない。
それはネイティブしか英語を話さない古い時代であれば問題ありませんでした。
しかし、今は21世紀のグローバル時代です。
非ネイティブの方がネイティブよりも多くなっています。
ネイティブの英語しか認めないというのは、「原理主義」と同じです。
他の存在を認めない「原理主義」は危険な考え方とされています。
さらにネイティブ信仰の大きな問題点があります。
「日本人にとってネイティブ英語をマスターすることは難し過ぎる点」
これにより、途中で信仰(勉強)を諦めてしまう人がほとんどです。
また信仰(勉強)を続けるためにお金ばかりかかってしまいます。
これでは、宗教(語学)としては失格です。
日本語や日本文化に相性が良く、かつ実用的な「日本人英語」こそが
英語教の繁栄と、信者(学習者)の成功に繋がるはずです。