英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

言語はネットワーク

日本人に英語を教えていてまた一つ重要なことに気付きました。

英語は知識(情報)だけでなく、そのネットワークということです。

日本人にとって英語を話すことが難しいのもこのためです。

単体の情報であれば、一つ一つ覚えてゆけば簡単です。

しかし、英語では複数の情報がネットワークとして必要になります。

頭の中でどのようなネットワークが構築されているかはわかりません。

しかし、生徒たちを観察していると以下のようなことが言えます。

 ・単語だけでなく、文が大事。<単語と単語のネットワーク>
 ・単語の音だけでなく、音の繋がりが大事。<音と音のネットワーク>
 ・文字や音だけでなく、イメージも大事。<言語とイメージのネットワーク>
 ・情報だけでなく、口の動かし方も大事。<言語と筋肉のネットワーク>

これらが特に言語を話す時に非常に重要になっていると考えられます。


日本語と英語では、もともとの言語体系が極めて異なります。

そのために、日本語と英語をネットワーク化することが難しいのも当然です。


英語を話すためのネットワークを作る時に必要なステップは3つあります。

(1)日本語と英語のネットワークをつくる。
(2)英語と英語のネットワークをつくる。
(3)日本語、英語の音、筋肉、イメージで反応するネットワークをつくる。

ある程度、同時並行でネットワーク化が進みますが、まずは(1)からです。
そして最終目標は目標は(3)です。

この段階になり始めて、「日本語が頭に浮かばないで英語を話す」ことが
あるかもしれません。(簡単な内容に限りますが)

日本人の多くは、これこそが英語を話すことだと考えていますが、
順を追ってトレーニングをしないために学習の最初の段階で
つまづいてしまう人がほとんどですので注意が必要です。