夢と危機感
インドに来る学生たちと話をすると色々と刺激を受けることが多いです。
彼らは非常にまじめです。
大学2年生くらいでも、キャリアについて考えています。
彼らにはそのようにならざるを得ない「危機感」があります。
一方で、夢や目標を聞くとなかなかはっきりしません。
「~しなければ」、「~してはいけない」は答えられますが、
「~したい」、「~になりたい」を答えることは難しいようです。
学生たちに「危機感」が全く無くても困りますが、
「危機感」から楽しい「夢」は生まれにくいとも感じています。
ある程度自由に生きることができる場合の方が、
「夢」を見つけやすかったのではないかと。
「夢」は想像から生まれるもので、想像力を必要とします。
前向きな想像力と後ろ向きの危機感というのは向きが違います。
当然、両方を上手く使えばより多くのエネルギーになるのでしょうが、
なかなかバランス良く考えられる学生は少ないようです。