ネイティブ英語を目指してはいけない理由
英語を学んでいる人の中には、「ネイティブのように話したい」という人が
かなりの数います。
たいていの場合は、ネイティブのような「こなれた表現」を、
ネイティブのような「発音」でペラペラ話すイメージをしています。
しかし私は、日本人がネイティブ英語を身につけようとすることに反対です。
ネイティブ英語に反対する理由は「必要性」と「勉強の効率性」にあります。
(理由 その1) 必要性がない
・ネイティブよりも、非ネイティブと話す機会の方が多い
・ネイティブ英語だと、非ネイティブに理解されないことがある
・中途半端にネイティブっぽいと、相手が手加減してくれない
(理由 その2) 勉強の効率が悪い
・発音が難しい・・・イントネーションまで完璧するには相当の時間が必要
・表現に特殊なものが多い・・・熟語・スラング・例外表現など
・練習できる環境が少ない・・・非ネイティブと話す機会の方が多い
もちろん、アメリカで生活する人や、イギリスの会社とビジネスをしている人
などには、「ネイティブ英語を目指す理由」がそれなりにあります。
それでも、まずはネイティブ英語にこだわらずに、勉強することをお勧めします。
一度、話せるようになれば、それで十分だと気付く場合がほとんどです。