本気で６０点を目指す英語力

日本人は細かいことにこだわる傾向があります。
美徳であることは間違いないのですが、言語習得については悪影響もあります。

「１００点を狙わなければ６０点も取れないのじゃないか」

という声もありますが、
出題範囲が定められていて、難易度が適当なテストなら、そう言えます。
しかし、英語には「無限の出題範囲」と「圧倒的な難易度」があります。
正直、誰もどれだけ英語を勉強すれば１００点になれるか知りません。
英語の達人や帰国子女でさえも、自分の英語力は不十分だと認識しています。


そうなると、見えない敵に翻弄されないように、ある程度はっきりして、
倒しやすい敵に狙いを定める方が得策であります。
だだしそれは、決して力を抜いて勉強するというわけではありません。
「６０点でも良い」というよりも、「全力で６０点を取る」という心構えです。

（そうすることで、６０点の延長線上に７０点、８０点も見えることもあります。）


日本人の失敗は、１００点狙いで、結局４０点以下しか取れていないことです。
日本人であれば、まずは全力で６０点を狙って勉強してください。