英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

英語の4技能に必要なこと

英語には、読む、書く、聞く、話すの4つの技能があります。
これを上手に区別して学習することが、英語習得のコツです。
しかし、ほとんどの場合、4技能がごちゃまぜに議論されています。
よく見る誤解は、下のようなものです。

 ×読めるようになれば、書けるようにもなる?
 ×聞けるようになれば、話せるようにもなる?
 ×読めなくても、話せればよい?
 ×書けなくても、話せればよい?
 
これらの考え方は、非論理的な根性論に基づいており、正しくありません。

4技能にはそれぞれ必要なスキルや知識があります。
下に表をまとめました。 (クリックで拡大します)


「読める」「書ける」「聞ける」「話せる」に必要なことは「○印」がついています。

 ・語彙・・・知らなければ何もできません。
 ・文法・・・知らなければ、正しく理解はできません。
 ・内容に関する知識・・・全くの専門外のことは理解できません。
 ・内容に関する意見・・・意見が無ければ、発信することはできません。
 ・作文力・・・語彙と文法の使い方を知らなければ、正しく発信できません。
 ・発音・・・発音方法を知らなければ、音を理解できません。
 ・スピード対応力・・・速さについていけなければ、会話はできません。

以上の条件から言えることは6つほどあります。

 (1)4技能の基本は読む力。
 (2)読んで理解できても、作文力がなければ書けないし、話せない。
 (3)発音を理解していないと、聞けないし、話せない。
 (4)ゆっくりでもできないものは、速くしても無理。
 (5)内容を知らなければ、理解できない。(日本語でも同じ)
 (6)意見が無ければ、意見を言うことはできない。(日本語でも同じ)



上の(2)と(3)(4)は「「越えられない壁」です。

   読む >>書く > 話す
        ↑越えられない壁 = 【アウトプットの壁】 ・・・(2)

   読む >> 聞く > 話す
        ↑越えられない壁 = 【音と時間の壁】 ・・・(3)(4)

詳しくは、「英語の会話表現のルール」に書いてあります。
http://ameblo.jp/principal-ega/entry-11583945137.html


もし今、会話がなかなか上達しなくて困っているようでしたら、
ぜひ一度、「自分に何が足りないのか」を確認してみてください。

得てして、話せないだけでなく、まず書くこともできないことがよくあります。