英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

英語ペラペラの間違い

「英語がペラペラになりたい」、という声は非常によく聞きます。その憧れの気持ちもよくわかります。しかし、ほとんどの場合、「ペラペラ」にはいくつかのレベルがあることを見落としています。

「ペラペラ」をおおまかにレベル分けすると以下のようになります。

  ペラペラLv0: 外国人入門者・・・易しい言い回しで、読み書きする

  ペラペラLv1: 外国人初級者・・・易しい言い回しを、ゆっくり話す

  ペラペラLv2: 外国人中級者・・・基本的言い回しを、少しゆっくり話す

  ペラペラLv3: 外国人上級者・・・一般的言い回しを、普通の早さで話す

  ペラペラLv4: ネイティブ   ・・・色々な言い回しを、普通の早さで話す

残念ながら、ほとんどの日本人はLv0も出来ていない事が現実です。読むことはまだしも、それを確実に書くことができる人は意外に少ないです。読んで理解できないものを、意味が分からず書き出すことは不可能です。ゆっくり自分のペースで書くことができないものを、相手がいる会話の中で話すことも不可能です。

Lv1は、それほどスムーズには話せないものの、コミュニケーションはとれます。

Lv2は、海外で仕事ができます。海外駐在の日本人でもこのくらいです。

Lv3は、長期海外留学者や帰国子女でないとなかなか難しいレベルです。ヨーロッパ系でもドイツ人や北欧系の人たちがこのレベルになります。

Lv4は、通常の努力ではたどり着けない「達人」の域です。プロフェッショナルになる人以外でこのレベルを目指すことは費用対効果が低いです。


英語の勉強で「目標を高く持つことは良い事だ」というのは正しくありません。「最終目標は高くても良い」という意味で、「近い目標は達成可能なレベルにする」ことが、挫折しないためには必要です。