英語の日常会話レベル
語学留学に行った人にどれくらい話せるようになったか聞いてみると、たいてい
「日常会話くらいは話せるようになった」 という答えが返ってきます。
その意味は、日常の買い物や食事、移動などに困らない程度には話せるくらい = 日常の必要最低限のコミュニケーションはとれるレベルです。これらは決まった状況なので、決まった言い方をすればよいだけなので簡単です。
この日常会話をスラスラとこなしていることが、英語力だと思っている人がいます。そういう人であれば、英語を長期間勉強しなくても大丈夫です。決まった英文をせいぜい100くらい覚えるだけで事足ります。聞いてるだけの教材でもいいかもしれません。
しかし、この「日常会話レベル」では言いたい事はほとんど言えません。このレベルの日常会話では、ほとんどの言いたい事が”非”日常会話になってしまいます。
◆日常会話
「テレビはどこですか。」
「パスタが食べたいです。」
「駅に行ってください。」
↓
◆”非”日常会話
「録画の機能があるテレビはどこですか。」
「パスタはサラダの後に食べたいです。」
「お店で10分待ってから、駅に行ってください」
通常と少し違う事を言いたいときには、もう話す事ができません。聞くこともままらなないレベルです。このレベルの日常会話ができてもうれしい事は少ないです。ほとんどの英語学習者が望むレベルは 、ある程度”非”日常会話ができることだと思います。
そして気付くはずです、
”非”日常会話とは言うものの、これこそが日常会話だと。