なぜ英語ができないか?
日本の英語教育の問題はいつまでも改善されません。
この問題は昔から様々な分析がされています。
これらを分類すると以下の3つにまとまります。
(1)目標が間違っている。
・受験英語。
・スピーキングに重点を置いていない。
・目標が明確でない。
・ネイティブを目標にしている。(ネイティブ信仰)
・ネイティブ以外で目標と出来る人がいない。
(2)方法が悪い。
・学習者のレベルに不適当な難し過ぎるテキスト。
・日本の英会話学校レッスン。
・インプットだけの勉強法。(暗記型学習・詰め込み式授業)
・勉強の仕方が分からない。
・体系だった勉強方法が無い。(学問に王道なし)
(3)努力が足りない。
・必要な勉強時間に達していない。
・繰り返し復習していない。
・練習する機会が足りない。
・学習効果が見えづらく、やる気が続かない。
上のように色々ありますが、整理してみると「スピーキング」の問題が多い事に気付きます。このことから、「スピーキング」以外の英語教育はある程度成功しているとも言えます。
「スピーキング」以外の勉強は、大学受験、TOEICなどのためであり目標が非常に明確だからです。つまり「スピーキング」に関しても、目標さえ正しく持てば、正しい方法が見つかり、その方法による通常範囲の努力で結果が出せるはずです。
「英語ができるようになりたい。」
「ネイティブのように話したい。」
とだけ考えることは目標として不合格です。
「スピーキングを○△◆レベルまで上げる。」
適当な○△◆を見つけられることこそが最も重要です。