英語教師の資質2
英語教師の資質についてもう少し考えてみたいと思います。
英語教師が教える内容はいろいろです。
<教える内容>
・リーディング
・ライティング
・スピーキング
・リスニング
・語彙
・文法
・発音
この中でネイティブの教師が得意そうなのは「スピーキング」と「発音」です。
また教える内容の他に英語教師に求められるのは次のスキルです。
<期待されること>
・正しい知識(見本になる)
・教え方が上手なこと
・やる気をださせること
この中でネイティブが得意そうなのは「正しい知識」と「やる気をださせること」
だと思います。
ネイティブの教師が日本人教師よりも優れている部分は限られます。
もちろん優秀な教師もいますが、問題は「日本語を知らない」ことです。
ネイティブには日本人が英語を話す時に、何が難しいか理解できません。
ダメなネイティブ教師は「もっと私のように話しなさい」というだけです。
これでは「スピーキング」や「発音」の上達さえ期待できません。
理想とすべきは、教えるレベルに必要最低限の知識をもつ日本人です。
ネイティブ並みの知識よりも、教え方が上手で生徒のやる気をださせる
ことができる教師です。
草野球には草野球の、高校野球には高校野球のコーチが必要です。
やる気を出すためにメジャーリーガーと話をするのは時々で十分です。
ネイティブ信仰の特に根強い日本は逆方向に進んでいるようで残念です。