英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

英語の口ぐせが鍵

英語を話せるというのはどういうことか、これをいつも考えています。

色々な生徒を見て、「英語の口ぐせ」が鍵を握っているように思えます。

英語を話すことは、英語の口ぐせを話していることであると。

口ぐせと言っても、特殊な言い回しや特別な表現などではありません。
人それぞれの「話し方のくせ」みたいなものです。
よく口にする単語、よく作る構文などいろいろあります。

日本人も日本語を話す時のほとんどは、日本語の口ぐせのはずです。
日本語で一度も使った事無い表現を口にすることはほとんどありません。
以前につかったことのあるものを口にしている場合がほとんどです。

そして口ぐせ(話し方)というのは老若男女、地域、職業によって様々です。
私たちの日本語はほとんど誰にでも通じますが、自分自身と全く同じ話し方
をする人はいないと思います。

存在する全ての日本語表現の中で、自分の「口ぐせ」に入っている割合は

1%にも満たないレベルだと思います。そしてそれでもコミュニケーションには
全く問題がありません。

東京の女子大生が、鹿児島のお爺さんのような表現や話し方ができなくても
なんら支障はありません。

私たちは日本語で、小さな時から周りの環境や人間から少しずつ影響を受けて
話し方(口ぐせ)を身に付けてきました。20歳くらいの大学生が、話し方を全て
変えたいと思っても難しいと思います。それくらい口ぐせは自分自身の一部に
なっているからです。

そして口ぐせは集中しなくても話し続ける事ができます。
いつも通りの表現を、組合せて使うだけで十分です。

英語を話すことも基本的には同じです。
意識的に勉強する方が効率的ですが、一度口ぐせにしてしまえば、
それを口にするときに頭を使わなくても話すことができます。