英会話力の意味

英語のスピーキング力（英会話力）は、様々な要素から構成されています。

単語力、発音、文作成能力、レスポンス力などもその一部です。

英会話のテキストの中には、「英会話力≒英会話で使える表現の数」と

定義される場合があります。そして、英会話表現を増やすように促します。

私はこれにいささか疑問を感じています。

それは使える表現が少なくても、会話をすることはできるからです。

下のように比べてみれば明らかです。

・１０の表現を知っていても、コミュニケーションが上手くとれない人。
・１つの表現だけ知っていて、コミュニケーションが上手にとれる人。

間違いなく後者の方が役に立つ英会話力です。

残念ながら日本では、ボキャブラリーの多さ（さらに表現の豊富さ）ばかり

が注目されています。

これではいつまでも真の「英会話力」は身につかないと危惧しています。

新しく、「英会話力≒英語で対応可能な状況の数」とすると良いと思います。