英語の習慣の束
英会話のアドバイスで、「英語なんて慣れだ」という言葉があります。
確かに、話すことに慣れてしまえば話せることに違いはありませんが、
少し大ざっぱ過ぎるアドバイスだと思います。
慣れとは、つまり習慣のことです。
私たちは、習慣となっている英語だけを、実際の場面で使うことができます。
実際に使うことができる英語は、これまでに触れた回数の多いものです。
1回も使ったことのない単語よりも、1回でも使った単語の方を使えます。
3回しか聞いたことのない表現よりも、10回以上聞いた表現の方を使えます。
英語は習慣化は、インプットとアウトプットを大量にすることでできます。
習慣になれば、身体が覚えていますので、簡単には忘れません。
例え、パッと口から出なくても、落ち着けば「心のささやき」が聞こえます。
自分の「心のささやき」を信じることができれば、口は自然と動くはずです。
英語の習慣の束を作る時に注意するポイントは4つあります。
(1)広く浅く勉強するのではなく ⇒ 狭く深く勉強する
(2)1回だけ学習するのではなく ⇒ 繰り返し学習する
(3)真新しい表現を覚えるではなく ⇒ 覚えている表現を使えるようにする
(4)慣れない表現で話すのではなく ⇒ 慣れ親しんだ表現で話す
英語に慣れることにも、無計画に挑戦しては効率が悪いだけです。
英語を話すことは、英語の口ぐせを話すことだと言えます。
したがって、英語の口ぐせを増やすことが、効率の良い学習法です。