英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

英語とスポーツテスト

小学校から高校まで毎年1度、スポーツテストというイベントがありました。
50メートル走、垂直飛びやソフトボール投げなどの種目を1日がかりで計測し、生徒たちは数値を競い合いました。特に野球部やサッカー部に運動神経の良い生徒が多く、どの種目もほとんど独壇場だったと覚えています。


同じように、英語にもTOEICや英検などのテストがあります。多くの人は、これらのテストを目標に勉強しています。使うために英語を勉強するというよりも、テストで良い点を取るためだけに勉強をしている人の方が多いのではないかという気がします。


私たちが学生のころ、スポーツテストを目標にして、野球やサッカーを練習している生徒はいたでしょうか?スポーツテストは能力を数値として知るために参考になりますが、テストだけを目標に練習をしては本末転倒です。スポーツテストの成績が良くなると、野球が上手になるわけではありません。野球を一生懸命に練習するから、結果的にスポーツテストの成績が上がるわけです。またその方が、野球で使えるの実用的な能力を、野球を楽しみながら身につけることができます。スポーツテストの1種目の点数が悪くても、大した問題ではありません。


TOEICや英検もスポーツテストと同じような位置づけでしかありません。まず自分の英語にとっての「野球」や「サッカー」を見つけることが、実用的な英語を楽しく身につける近道です。