英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

話せる人と話せない人

英語を「話せる人」になりたい、という声は非常によく聞きます。「話せない人」にとっては、切実な願いだということも理解できます。「話せない人」には、英語を使ってコミュニケーションを取っている人は、全て「話せる人」に見えるはずです。

一方で「話せる人」と見られている側の多くは、自分はまだまだと思っているはずです。上には上がいることを知っていますし、ネイティブレベルには到底なれないことに気付くからです。なので、自他共に英語を「話せる人」というのは、日本人の1%未満になってしまいます。

実際には、「話せる人」と「話せない人」に違いはありません。「話せない人」でも、時間をかければ簡単な英文を作れるはずです。「話せる人」は、作れる英文の多さとそのスピードが早いだけです。このことを理解できないと、いつまでも成長軌道に乗れません。

英語は徐々に成長するのではなく、ある日突然話せるようになる、というような話を聞きます。実際に本人にとっては、いきなり英語が次から次へと口から出てきたので、そう思うのは不思議ではありません。しかし、忘れていけないのは、コツコツ作り上げてきた英文が繋がったという事実です。コツコツ作っていない人には、一生この瞬間は訪れません。

そしてもう一つ大事なのは、たまたま以前使った事のある英文が繋がったということです。自分がこれまで話したことのある英文が、連続で役に立っただけに過ぎないのです。もし、これまで話したことのない内容であれば、英文が次から次へと出てくることはありえません。


英語を「話せる人」と「話せない人」の壁はありません。あえて定義するならば、
 「話せる人とは、一つの分野で英語でコミュニケーションが取れる人」
 「話せない人とは、どの分野でも英語でコミュニケーションが取れない人」

ということになります。

こう考えると、日本人の99%はすでに「話せる人」であると言えます。