1.日本人の持っている歪んだイメージ
日本人は英語について多くの勘違いをしています。
まずは現状の勘違いを認識することが重要です。
①受験英語・学校英語のイメージ
・語彙には自信があるし、中学英語なんて余裕
⇒ × 実際はこのレベルも使えません。
・英語は得意教科だったから、会話も得意ははず
⇒ × 得意なのは英語の「お勉強」です。
・多読を続ければ話せるようになる
⇒ × 日本人でそういう人はいません。
②TOEICのイメージ
・受験勉強よりTOEICの方が難しそう
⇒ × 出題範囲の違いだけです。
・TOEICを勉強すれば話せるようになる
⇒ × 日本人でそういう人はいません。
・TOEIC満点なら、映画も字幕無しで楽しめる
⇒ △ せいぜい6、7割です。
・英会話のために、まずTOEICを上げたい
⇒ × 600点あれば十分話せます。
③英会話のイメージ
・話すためには、語彙力が必要だ
⇒ × 語彙を増やすより、使えるようにする必要です。
・「聞き流すだけの教材」が気になる
⇒ × 英語の基礎がある人には必要ありません。
・頭の中に英語があるけど、口から出てこない
⇒ × 頭の中にもありません。(紙にも書けません。)
④ネイティブのイメージ
・英会話の練習さえすればネイティブになれる
⇒ △ 日本人では1%以下の確率です。
・ネイティブ発音でなければカッコ悪い
⇒ × キレイな発音を使う人は世界では少数派です。
・日本語で考えるから英語が話せない
⇒ × 日本語で考えがないから英語も話せません。
⑤海外留学・海外駐在のイメージ
・海外で英語漬けになれば、話せるようになる
⇒ × 海外いる日本人のほとんどは話せません。
・オーストラリアでの3週間の語学留学に行きたい
⇒ △ 英語力の向上はほとんど期待できません。
・留学・駐在すればTOEIC900点になると思う
⇒ × せいぜい700点~800点くらいです。
⑥就職活動・ビジネスのイメージ
・英語ができれば就職・転職も楽勝だと思う
⇒ × できて当然か、できなくても良い、の2通りです。
・英語ができると仕事もできてかっこいい
⇒ × 英語力と仕事力は比例しません。
・海外経験のあるビジネスマンはペラペラだ
⇒ △ 少数派です。
⑦勉強法のイメージ
・このまま勉強を続ければ、いつか話せるはず
⇒ × 勉強ではなく訓練(トレーニング)が必要です。
・会話はやっぱり英会話学校行かないと
⇒ × 家でできることが、学校の100倍あります。
・英会話を身につけるのは、3年以上かかりそう
⇒ × 3~6ヶ月の短期集中した方が成功します。
・英会話にはお金をかけるつもりだ
⇒ × 1万円で十分です。高い教材は不要です。
すべてにおいて勘違いしている人は少ないと思いますが、正しいはずだと思い込んでいたこともあると思います。これまでうまくいかなかったのであれば、まずは思い込みを取り除くことです。
迷子になっていることを認めない限り、正しい道を進むこともできません。