英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

19.それでも留学にゆくべきかⅡ

<フィリピン留学のすすめ>

 海外に行く方法はいくらでもあります。この中で一つだけお勧めするとしたら、「フィリピンへの短期語学留学」です。3週間~3ヶ月くらいで英語をしっかり鍛えられます。フィリピンの学校は、マンツーマン授業が主体で、スパルタ的な学校も少なくありません。それでいて、他のアメリカやオーストラリアと比べて半分程度の費用で留学することができます。(渡航費込みで1ヶ月20万円)

もともと、韓国系の資本で建てられた学校が多く、韓国人が年間10万人留学しています。日本人もここ数年で爆発的に増えており、年間2万人が留学しています。フィリピンは安さが強みですが、その実績も圧倒的です。オーストラリアやカナダで2~3ヶ月留学した人で英語を使える人は10人中1人か2人です。残りの人は、半年、1年たってもそれほど上達しません。それくらい酷い実態があります。

一方、フィリピンで2~3ヶ月勉強すると、10人中5人くらいは話せるようになります。勉強に集中するために、他の国の10倍くらいのトレーニング時間になる学校もあります。それも講師とマンツーマンなので、自分のレベルに合ったトレーニングが受けられます。先進国の語学学校は、10人1クラスで、中学校レベルの授業を英語でやってくれるだけで、トレーニング効果はほとんどありません。また、グループレッスンのため、日本人同士が固まってしまいます。

<フィリピン留学の使い方>

 ・大学の夏休みに、1ヶ月

 ・世界一周する前に、2ヶ月

 ・アメリカの大学に留学する前に、3ヶ月

 ・他の国で失敗した人が、4ヶ月

 ・会社からの派遣で半年間。

正規留学や海外インターンを考えている人も、一度はフィリピンを挟んでみるのも効果があります。特に、「英語を話すってどういうこと?」状態の人は、3週間だけでも英語を肌で感じることをお勧めします。

ここまで圧倒的な商品力をもっているのですが、如何せんフィリピンのイメージが良くありません。治安が悪いことは確かです。ただそれは海外であればどこも同じです。最近は日系の語学学校も増えているので(少し費用は高めですが)、情報をよく調べてゆけば、大きなトラブルは避けられるはずです。日系の語学学校だと「日本人比率」が高くなりますが、マンツーマンのスパルタ校であれば、一緒に遊ぶ時間もほとんどありません。逆に、お互いに切磋琢磨するなどして良い関係ができることも期待できます。

また、フィリピン人の英語力を気にする人がいますが、そこは全く問題ありません。留学前に1ヶ月くらいはオンライン英会話をやってください。ほとんどはフィリピン人の講師なので、その実力がわかります。教育をしっかり受けてきている講師ばかりです。その中でも、学校内で厳しい競争にさらされているので、ダメな講師は淘汰されてゆきます。(先進国の語学学校の講師の良さは、「ネイティブであること」だけです。)

<重要なポイント>

  ・留学は語学習得を加速させる。

  ・留学するには勢いが必要。

  ・語学留学ならまずフィリピンを検討する。