英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

19.それでも留学にゆくべきかⅠ

留学は英語学習に効率的な環境です

英語ならフィリピンがおすすめです

 

最初にはっきりさせておくことは、「留学をしなくても英語を話せるようにはなる」という事実です。日本以上に英語学習者に恵まれた環境はありません。やる気さえあれば、いくらでも上達することは可能です。

 

それでも留学に意味が無いわけではりありません。留学すると、英語に集中できます。学習した英語をすぐに使うことができます。現地で一度でも使った英語は忘れることはありません。「留学をしなくても英語を話せるが、留学をすればもっと短期間で話せるようになる。」という言い方が正しいです。留学は語学習得の加速器のような役割を果たします。また、異文化の中で生活をするということは、非常に良い経験であることは間違いありません。知り合いが留学したいと相談にくれば間違いなくお勧めをします。

 

<留学をするために必要なこと>

大学生の多くは、自分もチャンスがあれば留学してみたいと一度は考えます。しかし、本当に留学する人と留学しない人に分かれます。そして留学しない人の方が圧倒的多数です。

 

留学をするかどうかは、普通の人であれば慎重に考えます。人それぞれですが、メリットとデメリットはぼんやりとでも考えるはずです。

 

 ・留学のメリット・・・語学、専門、就職、経験、友人、など
 ・留学のデメリット・・・安全、資金、部活、進学、就職、家族、友人、など


ここに大きな罠があります。留学を慎重に検討すればするほど、必ずデメリットの方が上回ります。メリットよりも、デメリットの情報の方が集まりやすいためです。メリットは、まだ手にしていない「ぼんやり」したものですが、デメリットは、すでに手にしている「はっきり」したものが見えてしまいます。

 

そんな環境で留学に踏み切るには、「勢い」や「ノリ」が必要です。「勢い」とは「留学に行きたい」という気持ちです。「なぜ留学に行きたいのか」ということ、つまり「目的」がメリットそののです。「留学に行きたい」と思ったら、その気持ちを大事にすることです。デメリットは大きな問題がないことさえ確認する程度でOKです。メリットになりそうな「良い情報」だけを集めて、「勢い」を増す事に集中します。

 

当然、非常に大きなデメリットがある場合は考え直しも必要ですが、デメリットのほとんどは許容範囲なはずです。「留学に行きたい」から「留学に行く」という決断をした後で、留学のデメリットを考えても遅くはありません。一度決断をした後であれば、デメリットで意志が揺らぐことはあまりありません。

 

留学の意志を決めたら、もう一度整理して欲しい情報があります。

 

 ・目的(Why)、方法(What & How)、場所(Where)、時期(When)、期間(How long)、費用(How much

 

特に目的(Why)の、「なぜ留学したいのか?」が何よりも大事です。これさえはっきりとしていれば、その後の壁は乗り切れるはずです。留学を決断した後から、留学に出発するまでには困難な状況もあります。決断したことをあきらめずにやり遂げることができるかは、意志の強さにかかっています。また目的(Why)がはっきりしないまま留学しても、失敗するリスクが高くなります。