英語を話せるようになるためには「先輩」が必要
英語学習には「先生」と呼ばれる人は山ほどいますが、「先輩」と呼ばれる人はほとんどいません。これが日本で英語のスピーキング学習をするときの難しさにつながっていると思います。
フィリピンやインドは英語がネイティブの国ではありませんが、英語を使える人は多いので「先輩」を見つけることは難しくありません。そのような「先輩」が周りにいると身近な見本にできるだけでなく目標にすることもできます。
また、英語以外のスポーツや音楽などでも見本になるのは身近な「先輩」です。先生が厳しく指導するよりも、自分より少し上手な先輩をマネをする方が上達につながる場合も多くあります。
一方で英語の「先生」では不十分な理由は、先生の英語が上手過ぎるため見本にしづらいということがあります。先生がネイティブや帰国子女だとそもそもの学習のスタートラインが違います。またどんなに努力しても到達できないレベルだとマネすることも難しくなります。
このように英語のスピーキングの学習には「先生」だけでなく、「先輩」が必要だと思われます。ただ、必要だからといってすぐに「先輩」は見つかりません。そのため自分で探すしかありません。これと思った人を一方的でもいいので勝手に「先輩」と仰げばOKです。
最後に「先輩」を選ぶ3つの条件をお教えします。
1.大人になってから話せるようになった日本人(初期条件が一緒)
2.英語をほぼ正しく使っている人(見本にできるレベル)
3.英語がネイティブレベルではない人(到達できるレベル)
上の条件を満たす人であれば「先輩」としてOKです。といっても周りに条件に合う人はほとんどいないと思いますので、そういう場合はYoutubeで日本人の英語動画で自分の「先輩」を見つけてもよいでしょう。
※お勧めは「ソフトバンクの孫正義社長、iPS細胞の山中教授、経営コンサルタントの大前健一さんなどです。