英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

グローバル企業の英語ルールの必要性②

グローバルビジネスの共通語は英語になっています。ただ、共通語にはなっていますが、その共通語の使われ方にはルールが存在しないためさまざま問題が生じています。

 

よくある問題の一つに「違う意味なのに同じ単語」や「同じ意味なのに違う単語」が使われるというものがあります。このようなズレは仕事の効率を妨げるだけでなく、時に大きな誤解を引き起こすためそれを防ぐルールが必要です。

 

 

また、ルールが無いために上級者が初級者へ配慮しないという問題もあります。ネイティブと非ネイティブの英語のコミュニケーションはサッカーでいうとプロとアマが混じっているような状態です。敵ならばそれでも戦うだけですが、チームメートであればお互い配慮が必要です。残念ながらネイティブには配慮が下手な人がたくさんいるため、このようなネイティブを野放しにしないためにもルールが必要です。

 

 

もう一つは、ルールが無いため初級者がどんな英語を使ったらいいか迷ってしまうことです。非ネイティブであればそのレベルの英語を使うべきですが、彼らは結構てきとうな英語を使います。また彼らが使う単語やその使い方もバラバラです。またネイティブの英語は難しいだけでなく、ネイティブ同士でも英語にはバラつきがあります。こうなると初級者からすると何を見本にしたらよいかわからなくなりますので、やはり一定の基準(ルール)が必要です。

 

 

このようなにネイティブと非ネイティブの英語が飛び交うグローバルビジネスではコミュニケーション上の大きな問題がいくつも存在します。これらの問題を解決するためにも皆に共通するような「最大公約数的な英語」を使うようにすることが解決策の一つとなります。これは言葉にすると簡単ですが、かなり難しいことです。それが実現できれば、ネイティブだけが優遇される英語世界の秩序が、皆に易しい世界に変わると思います。