英語を話せるようになる戦略

日本人のための英語の学習方法と話し方ブログ

海外留学や海外駐在でも基礎力のない人は英語は話せません

日本にいるときは英語が全然話せなかったのに海外留学や会議あ駐在をしたらすぐに話せるようになったという人は結構います。そしてそのような人たちには共通点があります。日本にいるときにみっちり勉強した経験があり基本の語彙や文法がしっかり身についているという点です。

 

そもそも英語の基本が身についている人が話せるようになりやすいという仕組みは非常にシンプルです。すでに知っている基礎部分を現地で繰り返し練習することでそれが定着し話せるようになるからです。そういう人たちは「勉強不足」で英語が話せなかったのではなく「練習不足」のために英語が話せなかっただけだからです。

 

反対に、英語の基本が身についていないまま海外に行く人はどうなるかというと、一日せいぜい数十分程度しか英語(それもカタコト)を話していないことに気づいて「こんなことで本当に英語が話せるようになるんだろうか」という不安に駆られるようになります。その不安は当たっています。基礎部分がない人が毎日少しずつ練習しても結局グラグラで不安定な英語しか話せないからです。

 

それでは海外留学や海外駐在をする前の英語力を逆転することは不可能かというとそうでもありません。実際に海外で英語を勉強や練習をすると日本よりも非常に捗ることがあります。海外にいるとモチベーションは湧いてきますし、勉強したことをすぐに外で使ってみることもできるからです。(場合によっては勉強時間や練習時間も日本より多いでしょう)

 

ここで注意点が一つあります。多くの人は「海外にいると英語を使う機会がたくさんあるので机に向かって勉強するよりも外に出て英語を話して練習したほうが効果があるはず」という思いに駆られがちです。しかし勉強と練習の割合を間違えてはいけません。勉強よりも練習が多くなっては勉強が足を引っ張って練習の効果が十分にでなくなります。最適な時間割合は勉強1対練習1とかではなく、勉強10対練習1くらいといっても大げさではありません。実際に話せるようになる人はそれくらい日本で勉強してきているからです。

 

やはり海外留学だろうが海外駐在だろうが基礎力のない人は英語は伸びません。そのため基礎力をどこで固めるかということがポイントになりますです。国内でしっかり勉強した人は安心していいですし、そうでない人は海外でコツコツ頑張る必要があります。結局、英語を話せるようになるためのショートカットは存在しないからです。